太りに太り、人生MAX最高体重を叩き出したとき。
洋服がパチパチになってきた…
これではいけない…
とダイエットを決意しました。
しかし今まで何度もリバウンドし、失敗してきたダイエット。
今までのようにジムのプログラムなどの受動的なダイエットをしてもダメだと気づきました。
一応理系の私、考えました
体重や健康に関してもっと『科学的に』理解せねばと奮起したのです。
ここから紹介する本は、私自身が読んで参考にしているものから抜粋しています。
気になる本はぜひ一度読んでみてください。
LIFE SPAN:老いなき世界(2020年)
プロフィールでも触れましたが、この本との出会いが全ての始まりといっても過言ではありません。
私が2020年に最も衝撃を受けた作品です。
みんなが通る老化という現象。
これは仕方がないものではなく、治療可能な病気なのではないか。
筆者の人生をかけた研究がその新天地を開拓していきます。
多くの科学的根拠をもとに、本当の『老いなき世界』がすぐ未来に見えてきます。
老化に対して現時点でできる対策は二つ。
食べる量を減らし空腹の時間をしっかり確保することと、運動をすることです。
どこかミステリーを解き明かしていくような爽快感もある本書。
健康や老化に興味のある方はオススメです。
減量の正解(2021年)
ダイエットは失敗する。ではなぜ失敗するのか。
それを論理的に探究していくのが、この『減量の正解』です。
膨大な科学的根拠からダイエットが失敗する理由を解明。
体重が減ることに対して、自分の体は様々なホルモンを分泌して『抵抗する』からだったのです。
その上で『太る』という現象を根本的に見直していきます。
太るのには様々な原因が絡んでおり、食生活だけではなくそれこそ心理的圧力や小児時の体験などが関わります。
リバウンドをなくすにはどうすれば良いのか、には『超加工食品を避ける』が筆頭に挙げられています。
問題提起から解決まで、非常に丁寧に述べられている本書。
ダイエットする方には必読の本だと思いますので、ぜひ。
科学者たちが語る食欲(2021年)
読んだとき衝撃を受けた一冊。
ダイエットをするに当たり、お腹がすくのを我慢できない私は本当に苦労していました。
この本を読んだときに「だからか!」と納得しました。
生物の食欲を決めているのは、タンパク質の摂取量だったのです。
太古人間はタンパク質(肉)を求めて生きていました。
歴史の浅い人間は生活環境が変わったとはいえ、内面は変化していないのです。
さっそく自分の体で実践。
タンパク質をたくさん取ると、驚くほど満腹感が持続しました。
筆者のバッタ研究から始まる、食欲の謎解明へのあくなき探究心に引き込まれる作品です。
現代の食環境と食品メーカーの闇、正しい知識での食べ方など丁寧に綴られています。
こちらも科学的根拠満載の良書。
食欲について詳しく知りたい方はぜひご一読ください。
最高の体調(2018年)
ダイエットも重要ですが、元気に過ごせなくては意味がありません。
体調について科学的根拠を追求して書かれた本書。
科学書は読みにくいことが多いのですが、なんと読みやすさも兼ねそろえています。
文明が発達して『炎症』が増えており、それを文明病として分析します。
現代を生きる不安の処方箋として自然や友人、価値観から遊びまで多方面からの対策を提案してくれます。
最近体調がすぐれないなという方は、ぜひこの本を読んで最高の体調を手に入れましょう。
スタンフォード式疲れない体(2018年)
『疲れ』に科学的に向き合った一冊です。
疲労の原因は実は脳にあるというところから、疲労のメカニズムを解明していきます。
疲労の予防にも回復にも『睡眠』が非常に重要な役割を果たしています。
また食事や呼吸に入浴など、誰しもが毎日行う行動にこそ疲労への対抗策があったのです。
どうすれば疲れないか、戦略を丁寧に教えてくれます。
疲れが取れないと感じている方は、ぜひご一読ください。
不老長寿メソッド(2021年)
不老長寿は人類の永遠のテーマです。
現在わかっている科学的知識を詰め込んだ、永遠のテーマへの挑戦。
苦しみがなければ老いてしまうという衝撃から始まります。
適切な量苦しんで、そしてそれを徹底的に癒す。
この繰り返しで若さが保たれるのです。
正しく苦しんで正しく癒えるために、食事やファスティング、運動、睡眠、ストレスとの向き合い方を示してくれます。
美肌にも言及してくれていますので、まさに不老長寿実践本として完成しています。
現代の科学はどこまで進んでいるのか。
不老長寿を目指す方にぜひオススメです。
超食事大革命:カーニボア・コード(2022年)
私の中で2022年に最も衝撃を受けた作品です。
食事は肉メインでいいという、オドロキの一冊。
半信半疑で読み進めましたが、科学的裏付けもあり読み応えのある本でした。
この本に出会い、かなり食事法について悩むことになりました(笑)
いろいろと考えた末に、私はこの食事法(肉しか食べない食事法)は採択していません。
しかし、エッセンスは取り入れていきたいと思っています。
採択こそしませんでしたが、良書であることは間違いない本書。
気になる方はお手に取ってみてはいかがでしょうか。
GENIUS FOODS 脳が強くなる食事(2023年)
2023年時点での科学的根拠をふんだんに取り入れてまとめられている良書です。
従来体に良いと言われていた食事を守っていた著者のお母様が、若年性のアルツハイマー病と診断されました。
そんなショッキングな内容から始まる本書ですが、そこから著者の人生を変える研究が始まります。
人間の脳は脂肪でできているにも関わらず、今となれば誤った情報によりお茶の間に喧伝されていた栄養学。
現在はわかっていることも多いのに、人々の家庭にまで正しい知識が浸透していない事実を教えてくれます。
脳を強くする食事はそのまま体の健康にも良い食事となります。
インスリン抵抗性、BDNF、酪酸塩・・・などなど脳と食事の最新情報がこれでもかと詰まっています。
また具体的な食事法や1日のレシピなどその日から使える情報も載っているオススメの一冊です。
どこを読んでも損することのない本書をぜひご一読ください。
こちらのレビュー記事もご参照ください👇
「いつものパン」があなたを殺す(2015年)
2015年に世界に衝撃を与えた一冊です。
小麦に関しての科学的根拠を集め、解析している本です。
全小麦製品メーカーを敵に回す、誰もできなかったことを成し遂げたという功績も大きいのかなと思います。
暴露本的な面白みもありますが、科学的な裏付けも多くあり非常に読み応えのある名著です。
体重増加、健康不良、さらには認知症にまで影響があるという小麦製品。
この本を読んだおかげで、大好きだった小麦製品にブレーキをかけられるようになりました(笑)
小麦製品をやめるなんて絶対にできないと思っていましたが、やってみるとなんでできなかったんだろうと不思議なくらいです。
本書にも書いてあるように、小麦には中毒性がありますのでその影響だったのかもしれません。
それでも小麦製品はおいしいですので、今ではたまに食べるご褒美にしています。
小麦製品について知りたい方はぜひ読んでみてください。
2週間で体が変わるグルテンフリー健康法(2016年)
こちらも似た内容ですが、上記の本より読みやすいです。
なぜ「牛乳」は体に悪いのか(2010年)
2010年に発表された本作は、牛乳神話の世界を揺るがした作品です。
丁寧に科学的に裏打ちされたデータから、牛乳に真摯に向き合った本です。
通常の牛乳からは、たくさんのホルモン様物質を取ってしまいます。
通常飲んでいる多くの牛乳は、劣悪な環境で育てられた乳牛からの牛乳だからです。
日々の牛乳が体調不良やアレルギーの原因になっている可能性があることは衝撃的でした。
私の子供も小学校に入ってから急に下痢が増えました。
この本を読み、まさかとは思いながらも給食の牛乳を中止すると下痢はなくなりました。
これだけなら乳糖不耐症だったのかと思いますが、実は花粉症がほぼ治ったのです。
くしゃみ・鼻水はもちろん眼鏡をかけなければ外に出られないほどの花粉症でしたが、今ではほぼ無症状です。
全てが牛乳が原因だとは思いませんが、この本には説得力のある根拠もたくさん書かれています。
牛乳について知りたい方は一度読んでみてください。
牛乳は子供によくない(2014年)
牛乳のここが知りたい(2017年)
こちらは牛乳のメリットについても触れてくれています。
パンと牛乳は今すぐやめなさい!(2017年)
こちらは上記のパンと牛乳の本の内容をまとめて紹介しています。
科学的に正しいダイエット:最高の教科書(2021年)
こちらの本は2021年の段階で集められる科学的根拠を集めつくしたダイエット本です。
膨大で難しい内容を嚙み砕いてわかりやすく説明してくれます。
題名にもあるようにまさに『教科書』としてそばに置いておきたい一冊となっています。
科学的にやせたい方はまずはこの本から確認していただくのがいいかもしれません。
眠れなくなるほど面白いシリーズ【糖質(2018年)・脂質(2020年)・たんぱく質(2019年)・内臓脂肪(2021年)・自律神経(2020年)】
有名な眠れなくなるほど面白いシリーズです。
本当にたくさんの分野に渡りシリーズが展開されていますね。
今回はダイエットや食生活改善に関する一部のみのご紹介です。
いずれも非常にわかりやすく、シンプルにまとめてくれており読みやすいです。
絵や図も挿入されており、視覚的にも理解しやすくなっています。
世界最新の太らないカラダ(2019年)
肥満について科学的にしっかりと考察されている一冊です。
摂取カロリーと肥満には相関関係はないという読んだ当時に衝撃を受けた内容を含みます。
肥満を防ぐには、インスリンの管理が重要と説く良書です。
糖脂肪(2024年)
どうして肥満になり糖尿病になるのか。
その疑問の原点に立ち返り、科学的に糖と脂肪について考え直させてくれる一冊です。
インスリンが効かなくなるのは、細胞内の糖がオーバーフローしているから。
根本的には糖類摂取を制限しないと、肥満も糖尿病も治らないことをわかりやすく解説しています。
一見堅苦しい内容ですが、かなり読みやすく書かれていますので気になる方はぜひご一読ください。
生命を守るしくみ:オートファジー(2022年)
ダイエットや健康について調べているうちに『オートファジー』に興味が出てきたため読んだ本です。
2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅先生と共にオートファジーの研究に携わり、この分野の第1人者の筆者。
オートファジーの役割やさまざまな病気や老化などとの関連を解明し続けておられます。
現在進行形で挑んでおられる研究を含め、わかりやすく説明してくれています。
専門的な内容で読むのに気合が必要ですが、未知への探求の面白さを伝えてくれます。
オートファジーが抑制されることで老化につながっていく。
オートファジーの重要性をさらに痛感した一冊です。
SWITCH:オートファジーで手に入れる究極の健康長寿(2021年)
この本もオートファジーの重要性を教えてくれる本です。
筆者は世界的に有名なスーパーセンテナリアン研究という、106歳以上の健康長寿者の分析調査研究を行った人です。
健康長寿に最も重要なのは全ての細胞に備わっている『オートファジー』という機能でした。
栄養過剰のためにこのオートファジーが働かなくなっている現代人に警鐘を鳴らします。
しかもオートファジーをずっと働かせていればいいというわけでもない。
そこでオートファジーの『スイッチ』のオンオフが重要になってくるのです。
少し専門的で難しい部分もありますが、おすすめの一冊です。
油が決める健康革命ー油を変えれば体は変わる(2014年)
トランス脂肪酸は避けなければならない。
今では日本でもやっと普及してきたこの事実を2014年の時点で教えてくれていた良書です。
しかし、いまだに日本では普通に手に入ってしまいますが。
使うオイルについて、再度認識を改めるいい機会をくれる一冊です。
古いため中古しかありませんでした👇(私は図書館を利用しました)
日本の伝統:発酵の科学(2018年)
発酵食品に興味が出たときに読んだ本です。
発酵食品は体に良さそうなんだけど、科学的にどういうことなんだろうと手に取りました。
料理の『さしすせそ』の酢・醤油・味噌はいずれも発酵食品。
和食の伝統を担うこの発酵食品が、世界的にも注目されてきています。
科学的な知識はもちろん、和食のみならず世界の発酵食品の魅力を伝えてくれる良書です。
普段食べていたものにこんな歴史と伝統があったなんてと驚かされるおすすめの一冊です。
まとめ
当サイトを作る上での参考文献としてこの『本棚』を整理しました。
重要度が高いと考えるものをこちらに挙げています。
面白い本があれば、適宜追加していきます。
これらの本のエッセンスを詰め込んでいるのが当サイトの『ダイエットの”はじめ方”』です。
ここに紹介している本を買ったり読んだりする時間のない方は、ぜひ下記記事をご覧ください。
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