超加工食品が肥満や不健康の原因となっていることは皆様もご存じの通りです。
そのため、超加工食品を遠ざけることがダイエットにはとても重要になります。
ではなぜ超加工食品が悪いのか、詳しく見ていきましょう。
超加工食品とは
私たちは普段からいろいろな加工食品を食べており、加工食品なしには生きていけません。
その加工食品の中でも、原材料が多くの加工工程を経て製造され、通常の食品よりも多くの添加物や調味料が含まれている食品が超加工食品です。
超加工食品は極めて工業的なプロセスで製造され、長い保存期間や手軽な利用が可能なように工夫されています。
すなわち超加工食品とは、食べ物の原型がほとんどわからなくなっており、ほぼ工場で作られているような食品です。
例を挙げると、以下のようなものです。
- スナック菓子(ポテトチップス、フライドポテトなど)
- スイーツ(アイスクリーム、ケーキ、ドーナツ、クッキーなど)
- ソフトドリンク(エナジードリンク、乳飲料を含む)
- ファーストフード、シリアル、カップラーメン
- 瓶入りソース(瓶詰の調味料やソースなど)
- 加工肉(ハム、ベーコン、ソーセージなど)
- キャンディなど多くのお菓子
- 冷凍食品
むしろこれしか食べてません…💦
わかります、私もそうでした🍀
驚くことに、超加工食品だけで生きていけるほど私たちの周りには超加工食品が溢れています。
さらに超加工食品は、美味しく、日持ちして、安価で、その上中毒性まであります。
着色料、香料、保存料、安定剤、乳化剤などの多くの添加物を使用することで、ヒトが好む味にすることができ、日持ちも得られて安く作れます。
さらに多段階で加工するため、もとの栄養価はほとんど失われており、それを補うために砂糖・脂肪・塩が高い割合で配合されます。
これらの組み合わせは脳の報酬系を刺激して、もっと欲しいという欲望・中毒性につながっているのです。
なぜ超加工食品を食べると肥満・不健康につながるのか
それでは超加工食品はどのようにして肥満・不健康につながるのかを整理していきましょう。
高い糖分・塩分・脂肪分を含んでいる
超加工食品には多くの場合、糖分・塩分・脂肪分などが高い割合で含まれています。
過剰な糖分の摂取は、インスリンの急激な上昇を引き起こし、インスリン抵抗性につながります。
インスリン抵抗性は肥満やその他さまざまな疾病に関与することがわかっています。
超加工食品は少量でも多くの糖分が含まれており、注意が必要です。
栄養価が低い
超加工食品には安価で低品質な原材料が使われることがよくあります。
さらに加工過程で多くの栄養価が失われていたり、添加物に置き換えられていたりします。
たくさん食べても体に必要な栄養素が足りないため、より大量に食べる必要が生じ過食につながります。
特にビタミンやミネラルが不足するため、脳から『もっと食べるように』指令が出ます。
しかしたくさん食べても必要な栄養素が補充されず、『太っているのに栄養失調になる』という状況になります。
添加物がたくさん含まれる
超加工食品では保存期間を延ばしたり味を調整したりするために、さまざまな添加物が使用されます。
具体的には、着色料、香料、保存料、甘味料、乳化剤、増粘剤、酸味料、安定剤などです。
添加物ってすべて悪いの❓❓
すべてが悪いわけではありません🎵
添加物は人類の進化の知恵でもあります。
添加物により、食中毒など食関連の疾病から解放された歴史があります。
しかし、過剰な添加物は肥満やその他疾病につがなることもわかってきています。
また食欲を刺激するための添加物なども含まれることがあり、超加工食品への依存や中毒が問題です。
過剰に添加物が使われる超加工食品は注意が必要です。
食事の満足感が低下する
超加工食品は栄養素が少なく、満足感が低い傾向があります。
そのため食べてもすぐに空腹感が訪れ、間食や過食など不健康な食習慣の原因となります。
栄養素が少ないのにも関わらず糖分・塩分・脂肪分は多いため、食べれば食べるほど太って不健康になるのです。
どうして超加工食品を食べてしまうのか
どうして私たちは気づけば超加工食品を食べてしまっているのでしょうか。
それには超加工食品企業の相当な努力があります。
- 手に入りやすい(スーパーやコンビニなどどこでも手に入る)
- 価格が安い
- CMや広告でよく目にする
- 調理せずにすぐに食べることができる
- 美味しいと感じる味を研究して作っている
- 脳の報酬系を刺激するため中毒性がある
とてつもない企業努力の末、上記を達成することができています。
また成功して巨大企業に成長するに伴い、広告・宣伝力が高まり、さらに私たちの身近に存在するようになっているのです。
私たちは自分たちの意思で食べ物を選んでいるように見えて、実はそうではありません。
身近で手の届く範囲のところから『選ばされている』のです。
超加工食品を食べてしまうのは、上記のような社会的影響も大きく、決して皆様の意思が弱いからではないのです。
ダイエットの鉄則:超加工食品を遠ざけよう
肥満や不健康につながる超加工食品ですが、できれば食べないのがベストです。
しかし、現代生活に密着している超加工食品、なかなかゼロにするのは難しいですよね。
そこで、まずは物理的にも心理的にも『超加工食品を遠ざける』ようにしてみましょう。
今回この記事を読んでいただき、心理的に遠ざける気持ちが生まれたと思います。
あとは物理的に少し遠ざけてみましょう。
物理的に遠ざけるってどうすれば❓❓
私が実践しているものをご紹介します🎵
- お菓子やジュースのストックを見直す
- 買い物するときに意識を変える
- 外食を減らす、もしくは選ぶ
- 調味料を見直す、もしくは自作する
お菓子やジュースのストックを見直す
『冷蔵庫や食料庫を見れば、体型や健康状態がわかる』と言います。
私もこのダイエットに取り組む前は、食料庫には様々なお菓子やジュースのストックがありました💦
ストックがないと不安になりますが、ストックがあると口さみしいときに置いてあるものを食べる癖がついてしまいます。
お菓子やジュースのストックは基本置かないのが理想ですが、難しい場合は置いているものを見直してみましょう。
商品裏のラベルを見て、原材料がまだましなものを置くようにしましょう。
間食については下記でも詳しく説明していますので、ご興味のある方はぜひご覧ください👇
買い物するときに意識を変える
家にあるものは基本的に自分で買ってきたものです。
買うときに意識を変えるだけで、超加工食品を遠ざけることができます。
しかし上記でもお伝えしたように、スーパーやコンビニの商品棚や商品パッケージにも企業努力があり、なにも考えていないと自然と超加工食品を買うように設計されているのです。
出来るだけ『超加工食品を遠ざける』意識を置いて、商品カゴに入れるようにしましょう。
商品カゴに入っているもので、皆様の体が作られていることを意識しましょう。
外食を減らす、もしくは選ぶ
外食も多くはファーストフードなどの超加工食品で溢れています。
可能であれば自炊をお勧めします。
自炊が難しければ、外食で『なにを食べるか、なにを体に入れるか』を意識して選んでみてください。
外食についてはこちらで詳しく説明していますので、気になる方はご覧ください👇
調味料を見直す、もしくは自作する
調味料は無意識に同じものを繰り返し買っている人が多く、注意が必要です。
商品裏のラベルを確認して、過剰な添加物が入っているものは避けましょう。
私が使ってみてオススメな調味料は下記記事で詳しく紹介しています。
また、多くの調味料は自作できます。
自分で作っていれば何を入れたか明確なので安心です。
『手作り調味料』レシピもたくさん紹介していますので、ご興味のある方はぜひご覧ください👇
美味しいものが好きな方は、『麹』がオススメです🎵
さいごに
『超加工食品が肥満や不健康になる原因』と、『超加工食品を遠ざける方法』についてお伝えしました。
食事というのは皆様の幸せにも直結しているため、急に変えるのは非常に抵抗があると思います。
しかし、皆様と一緒に人生最後のダイエットを目指す当サイトとしては、超加工食品は放置できない存在です。
決して無理せず、少しずつ取り組んでいただけたらと思います。
ダイエットに関するまとめ記事も書いていますので、取り組めそうなところから見ていただけますと幸いです🎵
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